Pet Fooled (6)

Pet Fooled (451x640)

Pet Fooled のつづきです。


FDAのDan McChesneyさん
Director, Office of Surveillance & Compliance,
FDA
(FDA: Food & Drug Administration
     アメリカ食品医薬品局)

”この商品に関してどこが問題なのか
見つけることができずにいるので
とてもがっかりしています。
病気の動物がいるのは確かで、それが
この商品と関係していることを証明
するはっきりした証拠があるにもかかわらず
いろいろな検査をしたにもかかわらず
その原因となるものが見つからないのです。”

バーバラ・ローヤル獣医師:

”時には原因が一つではないことがあります。
一つのものと他の物を混ぜると、毒性の物質に
なることもあります。ですから、一つのもの(原因)だけを
探していると見つけるのはむずかしいのです。”

ナレーション:

チキン・ジャーキー事件は2013年、つまり
最初に被害の申し立てがなされてから6年ほども
続きました。New York State of Agriculture 
(ニューヨークの農務省)の調査の結果、
チキン・ジャーキーのおやつに非合法的な量
(微量ですが)の抗生物質が入っていたことが
わかりました。この抗生物質が亡くなったペットの死と
直接関係があったかどうか証明することは
できませんでしたが、これによりFDAがペット・フード会社側に
問題の商品をお店の棚から取り除かせることは
できました。

(画面に商品に関する注意書きが映し出される:

”警告:下記商品はFDAの調査中です。
    ワゴン・トレイン、キャニオン・クリーク・ランチ、
    マイロズ・キッチン

 腎臓病、肝臓病、死に至ることもあります)

Waggin’ Train Dog Treat 会社側からの
発表:

“チキン・ジャーキーのサンプルに見つかった微量の
抗生物質の残留物はFDAが現在行っている調査とは
関係ありません。また、この微量の抗生物質が
ペットに及ぼす害またはこれによる死亡はありません。”

カリフォルニアの被害にあった飼い主さん:

”信頼が損なわれました。もうペット・フード会社は
信用しません。会社は私のことなど気にしません。
気になるのは私がもっているお金だけです。
ひどい話ですよね。”

ナレーション:

ペットの病気・死のこととなると、裁判所は消費者に
友好的ではありません。というのは、アメリカ政府による
と飼い主にとっては最愛のコンパニオン・アニマルでも
ペットは所有物とみなされるため、その金銭価値は
ゼロかあってもほんの少しだからです。

(画面にお店で売られているジャーキーの袋。
 誰かが”毒!たくさんの動物を殺したトリーツ、
 と書き込んでいる)


公民権弁護士のヴィンス・フィールドさん:

”ペットの価値を決めるのはとてもむずかしいのです。
裁判所でも困っています。ペットが怪我させられた、
あるいは殺された場合、結局はどの位の被害
にあったかということになります。だいたいは
ペットが個人の所有物とみなされているので、
裁判所はなるべく早く分析をして済ませようと
します。ペットのためにどの位お金を払ったか、
動物病院での費用とかです。感情面での被害
ではなく、お金の面だけが保障されます。”

ナレーション:

2015年にアメリカ政府機関は人間の価値を
600万ドルから900万ドルとしました。
消費者が怪我をしたり、死亡した場合の保障額です。

一方、ペット・フード産業の場合、そういった保障は
存在しません。一番大規模のペットの集団訴訟でさえ、
ペット・フードで直接被害にあったペットに対して
払われる金額はペット・フード会社が毎年あげている巨額な
利益と比べると、取るに足らない額となります。
ですから、利益が関係する限り、消費者がペット・フード会社が
とるべきだと考えている責任をペット・フード会社はとりません。

(画面にペット産業総支出額表:

1994年  170億ドル
2004年  344億ドル
2014年  580.4億ドル
2016年  627.5億ドル  )


セバスチャン・ゲイさん
“Companion Animal Capital”の著者。

”私はコンパニオン・アニマルの経済的価値の計算理論
を考え出した者です。”

ナレーション:

コンパニオン・アニマルの経済的価値を計算するには
方式が必要となり、その方式によって、
犬や猫の正確な価値を査定することになります。

セバスチャン・ゲイさん:

”コンパニオン・アニマルの経済的価値を計算する際、
主に問題になるのは、動物病院の獣医があげる数値
(ペットになにかあった場合の治療費)と飼い主があげる
数値(ペットのためにいろいろ購入する額)の相違なのです。

ナレーション:

2007年の訴訟決着額が数百万ドルではなく何億ドルだった
としたら、ペット・フード会社は計略を変え、なんとしてでも
リコールを避けようとしたでしょう。


セバスチャン・ゲイさん:

”状況が完全に変わったとは思っていません。
訴訟をおこしてもいいですが、全てを変えるには
大きな裁判が必要です。”


フロリダ州タンパ在住
Truth about Pet Food (ペット・フードの真実)の
スーザン・スイツクストンSusan Thixton さん:

”私はスーザン・スイツクストンと申します。
Truth about Pet Food というサイトを運営しています。
インターネットが普及する前からみんなに
ペット・フードについて教えています。

20年ほど前のことですが、突然、私の飼い犬の
骨盤の骨に腫瘍ができました。獣医につれていき
ましたら、骨の癌でペット・フードに入っている化学保存料
が原因だろうと言われました。

(画面に EHTOXYQUIN という字が)

私は理解できませんでした。どうして信用していた
ペット・フード、それも一流のペット・フード会社のもの、
を食べて癌になるって??? フードが癌を
引き起こし、自分の犬を殺した?”

獣医は化学保存料はペット・フードの賞味期間を延ばす
ためのものだと言いました。当時、私は賞味期限
などということはほとんど知りませんでした。それで
獣医がいうことが本当かどうか疑わしいと、
ペット・フード会社に電話して聞いてみました。
その電話できいたことが文字通り私の人生を
変えることになったのです。私の脳に刻みこまれた
言葉ですが、”ペット・フードの賞味期間は25年です”
と言われたのです。つまりそれだけたくさんの
化学物質が入れられているということになります。
ペット・フードが自分の飼い犬の寿命の3倍以上も
フレッシュなままだというのです

犬か猫を飼っていらっしゃるなら、ペット・フードが
あなたのペットを殺すことになります。
あなたのペットを。そして、あなたがそのペット・
フードをペットのボールに入れるのですから
責任重大です。人生を変える事件です。
毎日とは言わないまでも、毎週、私と同じ経験を
した人からお話をききます。それで、この活動を
続けることができるのです。

私は人々がもっと知るようになると変化が起きると
とても楽観的の考えています。大きなペット・フード
会社はマクドナルドと同じように存在し続けるとは
思います。飼い主がマクドナルドの食べ物を
飼い犬にあげることもあるでしょうから、ペットの飼い主は
普通の人よりもっとファースト・フードのことに
気を遣わなくては。。。

でも、マクドナルドがつぶれずにいる一方で健康志向の
お店がたくさん、急速に増えています。ペット・フード
産業でも同じことが起こっていると思います。
大きなペット・フード会社が存続しつづける一方で
たくさんの小さな健康に目を向けた会社がどんどん
できていて、お客さんも増えています。”

カレン・ベッカー獣医:

”ドライ・ペット・フード産業はおもしろいことに板挟みに
あっているのです。生食をバッシングする情報をもっと
得るか、それともお客さんの希望に耳を傾けるか、です。
よく勉強している飼い主さんは動物病院の先生の所へ
言って、”もっと肉中心のフードがほしんです。炭水化物
は増やさないで。混ぜ物や、保存料や不必要な成分の
ないものがほしいんです”と言うでしょう。

この流れにのったぺット・フード会社があります。





Pet Fooled (5) ペット・フールド つづき

Pet Fooled (451x640)



他の飼い主さん(アラバマ州バーミングハム):

(袋の裏には)
”我々はペットにも人間用の食物に使う材料と同じものを
使ったおやつをあげるべきだと考えています。

人口着色料なし
人口香味料なし
混ぜ物なし  と書いてあります。

成分表は短いものだし。

パッケージはよく考えられたものという感じで、
動物のことを本当に考え、本物の食物で、
人工的なものは何も入っていない、
健康で自然なものといった感じを与えます。
まるで人間用のジャーキーみたいです。”

カリフォルニア州、サン・ホセの飼い主さん:

”うちの飼い犬のカリーが動物病院で治療して
もらっている時、カリーがマイロのおやつを
食べた事はわかっていたので、インターネットで
いろいろ調べたのですが、チキン・ジャーキー・
トリーツについての情報がものすごくたくさんあって、
本当に気持ち悪くなるくらいでした。問題を起こして
いたチキン・ジャーキーは、マイロだけではなく、
ケニー・クリーク、ワゴン・トレインなどもあり、
亡くなった犬、亡くなりつつある犬、いろんな問題
をかかえた犬がたくさんいたのです。”

ナレーション:

チキン・ジャーキー・トリーツを販売していたアメリカの
会社は、全て、中国のある製造施設(1か所)で作った
ものを、それぞれのラベル・パッケージで販売していました。
ホワイト・ラべリング(ラベル)と呼ばれる慣行です。
(注: ある会社のモノを提携先のブランドを借りて販売する
ことをホワイトラベルという)

何千人もの消費者から苦情が入っても、
こういった会社は何年もの間、自分たちが販売した
商品が動物に害を及ぼしていたことを強く否定しました。

Waggin’ Train Dog Treat の社長からの
メッセージ:

”2007年からFDAは私どもや他のたくさんのメーカー
のチキン・ジャーキーの大規模検査をしてきました。
検査では、汚染物質も報告された犬の病気とチキン・
ジャーキーを関連づける決定的な原因も
何も発見できませんでした。”

ナレーション:

大衆の反発を受け、まず会社側は被害にあった飼い主に
飼い犬の死について法的に話さないよう秘密保持契約に
署名させようとしました。
デル・モンテはお金を払って署名してもらおうとしました。
(注: 画面にその秘密保持契約がでていますが、会社が
申し出たのはたったの100ドル。。。)
でも、これは裏目にでました。憤慨したペットの飼い主は
お金を受け取ることを拒否。フェイス・ブックで団結して、
被害の情報交換や経験談をのせ、お店の棚から問題の
チキン・ジャーキーをリコールさせようとしました。

チキン・ジャーキーの被害にあった飼い主ご夫婦:

(上記のカリフォルニアの飼い主さん)

ご主人:
”朝、起きて1階におりてきて、カリーの様子をみると
ちゃんと息をしていて、寝ていました。それからまた
2階に行ってシャワーを浴びていると、カリーの食器が
床を滑って動く音が聞こえました。それで、カリーが
目がさめたんだなと思いました。それからシャワーを
終えて一階に降りていくと、もう死んでいたんです。
(飼い主さん、言葉が続かない。。。)


(前にでてらしたイリノイ州の飼い主さん)

ご主人:
”(亡くなったあと)うちの子を動かしにそばに行きました。”
(胸が詰まって、しゃべれない。。。)

(黒茶のメスのわんちゃんの写真が数枚写しだされる)

奥さん:
”いたるところ、血だらけでした。胸から出血していたんです。
口を開けていて、口からも鼻からも血を出していました。
こんなに恐ろしい光景は今までに見たことありませんでした。”

ご主人:
”あの子を抱き上げて、、、”
(涙でまた言葉につまってしまう)

(カリフォルニアの飼い主さん、奥さんの方)

”デル・モンテに電話するとコール・センターの担当者のような
かたがでました。まるで台本を読んでいるみたいでした。

担当者の声: ”当社のおやつを食べて死亡した、
あるいは死にかけている犬に関しましては、
FDAが介入して、検査をしました。
17事項にもわたる検査で、消費者がインターネットに
載せているような事と関連づけるようなものは
何も見つからず、汚染物質も見つかりませんでした。
そういうわけで、今現在もこのおやつは市場で
売られていますし、我々はこの商品を擁護する意向です。
犬は今までに食べたことがなかった新しいおやつや
食べ物で具合いが悪くなることがあります。
死亡報告や具合いが悪くなったという報告があった場合
必ずFDAが介入して検査します。今まで汚染物質も
関連づける証拠も見つかっていません。”

カリフォルニアの飼い主さん、奥さんの方:

”この問題のおやつがすぐお店から取り除かれると
いくことはありえないということが明らかでした。
それで、次にうちの地域のテレビ局、ABC,に
電話しました。”

テレビにでたニュース:

”モーガンヒルのレイチェル・チェンバーさんは、
きのうの朝、飼い犬を亡くしました。
突然の痛ましい死だったそうです。
獣医師によると、カリーは胃がねじれて、
破裂していたそうです。
ただその原因はわかっていません。”

ニュース・キャスターのダン・アシュレイさん:
”FDAによると1000人近い飼い主さんがこの
ペット商品について苦情を申し立てています。”

ナレーション:
”FDAの警告にかかわらず、この商品はそのまま
お店で売られています。Target,Walmart、
Costco,Petco,Petsmart で売られています。”





Pet Fooled (4) ペット・フールド続き

Pet Fooled (451x640)

”Pet Fooled” の続きです。


Attorney 2007 Class Action Lawsuit
(2007年の集団訴訟を扱った弁護士さん)
Counsel against the Pet Food Industry
(ペット・フード産業に対抗する協議会)
のJay Edelson さん:

”ペット・フード会社がリコールを発表した時、
いったい何が問題なのかわかっている人はいませんでした。”

動物病院にはペットの飼い主からの問い合わせが殺到しました。
電話をかけてきた人たちは非常に心配していました。

テレビのニュースで: 
”正確な死亡頭数はわかっていませんが
何百頭ものペットが苦しんでいます。”

集団訴訟を扱った弁護士さん: 
”ペット・フード会社が意図的にリコールを遅らせていたと
私は強く信じています”

公民権弁護士のVince Field さん:
”リコールが起こったのは、ペット・フード会社が
高たんぱくの小麦グルテンが入っていると思って購入していたものが
実際には Isocyanuric Accid とMelamineメラミンが入った
小麦粉を買っていたことがわかったからです。


(画面には Isocyanuric Acid, 
98% Granular, 
Made in China の袋が)


タンパク源を調べる方法が水素含有量を調べることなので、
こういった毒(Isocyanuric Accid とMelamineーー水素含有量
が多い)を入れて小麦グルテンが入っているように見せかけたのです。

どうしてこんなことをしたのかといいますと、
小麦グルテンの方が小麦粉よりずっと値段が高かったから
なのです。”

集団訴訟を扱った弁護士さん: 
”毒入り小麦粉がメニュ・フードの製造工程に入り、
他のたくさんの製品にも入り込みました。”

テレビのニュース:
”何百頭のペットがメニュ・フード製造のペット・フードを
食べて死亡、あるいは死亡しつつあります”

”このペット・フード会社は90もの異なるブランド・ネームで
犬・猫用のペット・フードを作っています。”

画面: アイムス、ユカヌバ、サイエンス・ダイエット、、、、
    などなど

Truth about Pet Food (ペット・フードの真実)の
Susan Thixton さん:

”2007年にはペットの飼い主は一つのペット・フード会社、
メニュ・フード、が何百ものいろいろな名前のペット・フードを
作っているなどとは夢にも思わなかったのです。これは
ペットの飼い主にとって信頼を裏切ることでした。”

テレビのニュース:
(デル・モンテ、犬猫用のおやつをリコール)

”こういうことがあると、一体なんだったら安全にペット
にあげられるのかしら、と思うようになります。

”なにか規制が必要なのではないでしょうか?
この問題にちゃんと取り組むには規制とか視察とか。。。”

画面に”Don’t Waste Your Money”
(お金を無駄にするな)

”ピュリナ・ワン・ペット・フード
警告です:  あなたのペットに与えているペット・フードを
チェックしてください。 たくさんの獣医師からリコールされた
ペット・フードを食べて、具合いが悪くなったペットがいるという
報告がされています。何か月も前にお店の棚からはずすべきだった
ペット・フードでです。”

集団訴訟を扱った弁護士さん: 
”はっきり覚えていますが、オフィスにいた時、いきなり電話で
集団訴訟を起こしたいという人から相談がありました。
Dawn Majerczyk さんという女性です。
ペット・フード産業全体に対する訴訟です。”

Dawn Majerczykさん:
(2007年の集団訴訟のオリジナル申立人)

”ペット・フード製造会社は自分のところが作ったフードが
汚染されていて、毒であることを知っていました。そのために
動物が死んでいることも知っていました。それなのに、
そのまま、お店で売り続けたのです。普通はそんなこと
しないですよね。でも、お金のためです。お金もうけしていたの
ですから。私はそれを阻止したかったのです。”

テレビのニュース:
”CBSニュースでは、ペット・フードに使われた汚染された小麦グルテンが
人間用にも使われたことがわかりました。”

”びっくりするようなことが二つの小委員会公聴会でわかりました。
動物を殺す原因となった成分(毒物)が、人間用に合法的に
使われうるということです。
その上、FDA(アメリカ食品医薬品局)は、たとえ事故が起きて、
会社がそのことをすぐにFDAに報告しなくても
処罰されずにそれですんでしまうということを認めました。”

”今回、メニュ・フードは、自社のフードのせいで犬・猫が死んでいる
ことを知りながら、FDAに3週間以上もたってから報告した、
原因がわかっていたのに、と非難されています。”

”ところが、そのフードのせいで犬・猫が死亡しているにも関わらず
政府の機関でメニュ・フードが引き続きその製品をお店で販売して
いることに罰金を与えることができる部門はどこにもなかったのです。
会社の倫理観に不満を述べることはできても。
そして、メニュ・フードは証言するつもりもありませんでした。”

ペット・フード製造会社のロビー・グループは、
メニュ・フードが自社のフードでたくさんの犬・猫が具合いが悪く
なったことを2月20日に知りながら、それから3週間も
その報告をしなかった理由を説明しませんでした。

公聴会(上院支出金小委員会にてペット・フード規制に関連して)
にて、イリノイ州上院議員のRichard Durbinさん:

”ちょっと待ってください。はっきりさせましょう。
メニュ・フードは、自社のフードを犬が食べなくなり
具合い悪くなったことを知りながら、3週間も何もしなかった
んです。3週間もです。”

アフコの代表:
AAFCO
(Association of American Feed Control Officials)
アメリカ・フィード・コントロール・オフィシャルズ・アソーシエーション)

”メニュ・フードからの事実は受け取っていません”

上院議員のRichard Durbinさん:
”そんなことないでしょう。公聴会に来る前にそういう”事実”は
把握しているはずです。”

ナレーション:
ペット・フード側では、自分たちの製品は非常に規制されている
と主張します。しかし、リコールによって暴露された証拠により
ペット・フード産業があまり規制されていなかったという懸念が
はっきりとしたものになりました。

アフコの代表:
”ペット・フードは実際非常に規制されている食品です。
スーパーの棚の上にある食品の中でも多分最も規制されている
食品です。”


上院議員のRichard Durbinさん:
二ルソン氏は陳述の中でもアフコが規制権限を全く
持っていないとはっきりとおっしゃっていました。
FDAからも、消費者に売られているこの商品に関して
販売前の承認はおりていない、と聞いております。
この商品の製造施設を定期的に視察することもなかった
と聞いています。

FDAによると、こういった製造施設の30%が
3年半に1度か2度だけ、視察されるということです。
汚染されたペット・フードをリコールする機関は政府内になく、
アメリカ国内のペット・フード製造施設の強制的な視察基準も
FDAは何も設けていないということです。

(ドッグ・フードの缶を持ちながら)こういったペット・フードに
対する損害賠償の訴えは、人間用食品に対する
損害賠償の訴えとは違うのです。
汚染されたペット・フードを製造している会社が
そのフードのせいで犬が亡くなった、あるいは亡くなりそう、
といったことを、ある機関に速やかに報告する義務があるのか
どうかも疑問です。

こういった事をいろいろ鑑みると、この商品が非常に
規制された商品だと結論づけることはとてもむずかしいです。”

公民権弁護士のVince Field さん:
”2007年のような大規模なペット・フード汚染が
またいつ起こるか、、、ペットは炭鉱の中の
カナリアのようなもので、そういった事態が起こった
ことがわかるのは、ペットの具合いが悪くなった時、
ということになります。”

カレン・ベッカー獣医師:
”今でもリコールは起こっています。
チキン・ジャーキーのせいで亡くなっている
ペットが何千頭もいます
ペットを殺している汚染源が何なのか
まだわかっていません。とても恐ろしい状況です”

ナレーション:
2007年のリコールの後、またなんだかわからない病気が
国中のペットの間ではやりました。消費者がペットのために
購入しているペット用おやつが原因だったことがわかりました。
いろんなブランドで売られていたジャーキーですが、
褒めるために与えていたものが、実は毒を与えていたことに
なります。

(スーパーで売られているMilo’s Kitchen の
ビーフ・ジャーキーや
Waggin’ Train のチキン・ジャーキーの映像)

こういった、いわゆる”Treat(おやつ)”をあげて、
自分のペットが亡くなったり具合いが悪くなった飼い主は
大きなショックを受けました。

イリノイ州シカゴの飼い主さん:
”妻といっしょにペット・マートに行って、妻がおやつのコーナーで
乾燥チキン、チキン・ジャーキーを見つけ、”これ、試してみたら?”
というので、チキンと書いてあるし、そうだね、と買って
家に帰り家の子にあげました。大きな変化が起こるのに
時間はかかりませんでした。” (Waggin’ Trainの
チキン・ジャーキーです)

他の飼い主さん(カリフォルニア州サン・ホセ):
”袋を見ると、オーガニックとか体によさそうなもののようで、
ちょうどクリスマスの頃だったので、みんな用に3袋買って
一つづつプレセント・ソックスにいれてつるしておいたんです。
犬用にとってもいいもののように見えたもので。”
(Milo’s Kitchen のビーフ・ジャーキー)




Pet Fooled (3) ペット・フールド

Pet Fooled (451x640)


Pet Fooled の続きです。


ペット・フード産業のガイド・ルールを見てみますと
消費者ではなく、ペット・フード・メーカーに有利なように
作られてきたことが簡単にわかります。

ペット・フード規制組織は特別な用語を作り出しました。
消費者が多分その意味がわかるだろうと考え。。。

ディナーとかナゲットとかフォーミュラとかいう言葉が
袋や缶に記載されていれば、その中身はお肉たった25%
とその他のものが含まれていることになります。

”with"(何々が入っている)という言葉があれば、
中にたった3%しかお肉は入っていないということに
なります。

Flabor フレーバーという言葉になると、もうただの
”香”ということで、中にはほんの少ししかあるいは全くお肉が
入っていないことになります。フレッシュなステーキの
絵が書かれていたりして、消費者によいイメージを
与えるための言葉です。

成分パネルにはタンパク質の割合が表記されています。
でもこの割合は実際どのくらいお肉が使われているかを
表すものではありません。というのはタンパク質は一つの
成分(肉)だけから得られるものではないからです。

Flavor   0%
With    3%
Dinner  25%
Nugget  25%
Formura 25%

Beef Dog Food    95%
Chicken Dog Food 95%

普通の消費者がペット・フードに書いてある言葉を
見て、袋・缶に入っているお肉の量をちゃんと
把握しているのかどうか、という疑問がわきます。

こういうペット・フード用語を作り出しているのが
どこの組織で、実際に法的に規制しているのが
どこの機関なのか調べてみると。。。

AAFCO
(Association of American Feed Control Officials)
アメリカ・フィード・コントロール・オフィシャルズ・アソーシエーション)

政府とは全く関係ない団体で 成分の基準、栄養分レベル、
パッケージのラベル(成分表)などのルールを決めます。
その基準にペット・会社が合わせるわけです。

AAFCOのメンバーは毎年集まってペット・フードに入れてもいい
成分を見直し、その内容を発行します。主要ペット・フード・メーカも
この会議に参加して、自分たちの意見を述べます。

それでは、AAFCO(アフコ)とは一体なんなんでしょう?

2013年AAFCOの代表のRobert Walz さん:

“重要な事は、まずアフコのホーム・ページをご覧になれば、
アフコがそれ自体、規制機関ではないことが
はっきり書かれています。
アフコは製品自体を認可しません。成分の科学的認可を
するだけです。ですから、ペット・フード・メーカーが
アフコ認定云々と言っても、それはアフコが考えていること
とは違うかもしれません”

2014年ペット・フード・インスティテュート代表の
Duan Ekedahl さん:

”必要とされる最良の栄養素レベルに同意するため
みんな集まるのです。”

Director of Office of Surveillance and
Compliance at FDA, CVM の
Dan Mcchesney さん:

”FDA (Food & Drug Administration アメリカ
食品医薬品局)はAAFCOといっしょに
ペット・フードだけでなく全ての動物用餌の
規制にあたっています。

覚えていてほしいのですが、FDA は国の本当の
規制機関であり、一方、AAFCO は動物用餌を
コントロールする人たちの集まりだということです。
つまり、AAFCOには規制権威はないということです。”

Civil Right Attorney 公民権弁護士
ALDF Advancement of 動物法奨学金促進
Animal Law Scholorship の
Vince Field さん:

”チキンのような健康なタンパク源であろうと、
タンパク質を強化した小麦粉や小麦グルテンで
あろうと、タンパク質の栄養レベルに合いさえすれば
AAFCO認定ということになるのです。

AAFCOのマニュアルをご覧になると、AAFCO と
ペット・フード産業の利益が同じであることに
気が付かれると思います。ペット・フードに入れたい
成分のリストとペットに食べさせたい成分のリストを
合わせて、それをペット・フード産業に押し付けるのでは
なく、ちょうど逆の事が起こっていたのです
(ペット・フード産業が作って、AAFCOに押し付ける)
そして、それが何年もの間、ペット・フード産業で
基本として受け入れられてきたのです。

“Just Food for Dogs” の
Shawn Buckley さん

”natural" という言葉の使用についてですが、もし、
私が私が作るドッグ・フードにこの言葉を使いたければ
次のような規則があてはまることになります。

マニュアルから読みますが、”ペット・フードのラベルに
”Natural”という言葉を使う場合、A feed or ingredient
derived solely from plant, animal or mined sources,
either in its unprocessed state or having been subject
physicl processing, heat processing, rendering,
purification, extraction, hydrolysis, enzymolysis or
fermentation, but not having been produced by or ...

と書いてあります。これら全て ”natural"という言葉の定義
となりますが、消費者はみなさん、袋に ”natural"とあれば、
まさか袋の中身が”rendered product" (動物の死体を
処理加工したもの)だとは思わないでしょう。”

弁護士のVince Field さん:

”ペット・フード産業は自分たちで作った基準や規制を
守っているだけです。自分で規制事項を決めて、それに
合わせているだけです。消費者はオーガニックで
ナチュラルなフードだと思っていますが、そうでは
ないのです。”

“Just Food for Dogs” の
Shawn Buckley さん

”organic という言葉ですが、規定によると
成分の3%がオーガニック・チキン、
67%がその他のオーガニック成分、とあります。
オーガニックでないチキン・ミールや
オーガニックでないチキン・ファットも
ふくむことがある。”

Dr Karen Becker:

“AAFCOはFDAやUSDA(United State Department
of Agriculture アメリカ合衆国農務省)に規制されている
個別の組織ではありません。ペットにとって
安全で適切なフード源を監視する政府機関では
ないのです。自分たちに合った基準を自分たちで
決めて、その基準に合わせるようペット・フード
産業に示すだけです。

FDAの役割は袋に記載されているものが
実際中に入っているかどうか監視するもので、
フードの質や生産源は規制していません。”

Truth about Pet Food の
Susan Thixton さん:

”ペット・フードのことで、いろいろ調査初めてから
今まで一番ショックだったのはFDA Compliance
Policy でした。税金でなりたっている機関のFDAが
ペット・フード産業に連邦法の抜け道を与えていることが
理解できません。

FDAのホーム・ページのCompliance Policies
をご覧になると(ずっと下にスクロールして
Animal Feed のところ)、

CPG Sec. 675.200 Diversion of adulterated
Food to Accepted Animal Feed Use という項目が
あります。

FDAは動物の餌に次のことを許可しているのです:

殺虫剤による汚染
産業科学物による汚染
自然の毒物
汚物による汚染
微生物による汚染
不許可の薬物残基による汚染

なんということでしょう。

法律ではダメと言っておきながら、
コンプライアンス・ポリシーでは
”だいじょうぶ。法律は施行しないから”と
言っているのです。

Dr. Barbara Royal:

“ペット・フード産業で改善しなくてはいけない
事がいくつかあります。その改善手段に関心
ある人もいます。
FDAのスタッフに話すと、”本当にどうにかしたい
とは思っているんだけど”とは言います。
でも、結局はペット・フードですもの。
取り組む時間がある人はいないし、
お金(資金)もないし、、、
今、他にしなくてはならないこともあるでしょ”

“Just Food for Dogs” の
Shawn Buckley さん:

”現実的に見て、普通の犬のことを見張ってくれる
人は誰もいないのです。”


ナレーション:

2006年のことですが、アメリカのあちこちと
カナダでよくわからない病気で何千頭の犬が
具合い悪くなりました。ペット・フード産業は
注目を浴びることになります。

メニュ・フードというペット・フードが原因でした。

2017年3月16日にメニュ・フードは
キャンザスとニュージャージーの工場で作られた
ペット・フードをリコールし始めました。

イリノイ州の上院議員のSenator Richard Durbin:

”非常に残念なことに、ペット・フードも人間の
食物も危険な状態にあるということです”

テレビのニュース:

”先月、メラミンという化学物質で汚染された
小麦グルテンを含むペット・フードが6000万個
以上、店舗から回収されました。”




Pet Fooled (2)

Pet Fooled (451x640)



Pet Fooled の続きです。


それでは、By-products 副産物とはなんでしょう?

 
動物が屠殺され人間が食べられる部分を全て除いたあとに
残ったものーー筋肉、軟骨、臓器などです。

それでは、Quality ”質”とはなんですか?

”質”とはペット・フードの原材料となるものが実際いいもの
なのか悪いものなのかを表す言葉です。

タンパク源が病気だった動物、
安楽死された動物、
交通事故で死んだ野生動物、
人間用食品の残り物であっても、
ペット産業は成分の元を明らかにする必要がないのです。

それで、ペット・フード会社はそういう物であっても
簡単に”ペット・フードは全て最良の材料で作られています”
などと言えるわけです。

カレン・ベッカー先生:

”問題はペット・フードの裏に書かれている表示です。
(家畜の死体等を)加工処理したひどいたんぱく質、
とは書かれていませんよね。
また、法律的にA級のUSDA検査済肉などとも書けませんし。
それで、消費者はなにがなんだかわからなくなります。”

ナレーション:

キブル(カリカリ)についての論争ですが、
ドライ・フードには水分が含まれていないからです。
動物がドライ・フードを食べると、”脱水状態のまま”に
なってしまうのです。
ドライ・フードの質についても、元となる材料についても
秘密のままです。
たとえ、材料が完璧なものだったとしても、長い賞味期間を
可能にするため、非常に高温で処理されることになります。
この処理により二つの発癌物質と成りえるものが生まれます。
H_______(すみません、聞き取れませんでした) と
Acrylamide (アクリラマイド)という物質です。

でも、ペット・フード・メーカーは消費者に
ペット・フードがいったい何度の温度で処理されたか、
公表しません。
また、高温処理中発生する発癌物資についても
あたかも危険なものではないという態度をとります。

1948年に獣医師のマーク・モリスが初めて
処方食というものを作り出すことにしました。
その処方食は今も続いています。
当時、モリスはペット・フードの質に不満足で、
科学的研究に基づくもっと質のよいフードを作りたいと
思ったのです。モリスはバートン・ヒルとチームを組んで
目的を達成しようとしました。
これが”サイエンス・ダイエット”の始まりです。
全国の動物病院で扱っている処方食です。

ところが、2013年のこと、
ウォール・ストリート・ジャーナル誌が
サイエンス・ダイエットの売り上げが落ち始めたことを記事にしました。
消費者がサイエンスのフードの成分に共鳴しなくなったからだといいます。

それで、ヒルズはいろいろ論争されている成分を含まない
”よりナチュラル” なフードに路線変更し、
新しい商品群を作り出し始めました。

National Renderers Association 
(全国加工処理業協会) は
動物の死体のリサイクルの分野で、必要な役割を
果たしていると主張します。

(Render: 家畜等の死体を加工処理すること)

人間用食品産業から発生する動物の死体を
置くところがなければ、
一体どこに持って行ったらいいのでしょう?
地中へ? 空へ? 海へ?
どこかへ持って行かなくてはならないでしょう。

(食事中のネコ、犬の映像)

カレン・ベッカー先生:

”質のコントロールという大きな問題があります。

ありとあらゆる質のものが集められます。
USDA検査承認済のトップ・レベルの質のものから、
レンダーされたもの(動物の死体を加工処理
したもの)まで--ちょっと恐ろしくて
考えたくもないですが。”

テレビのコマーシャル:

死んだ牛から、
石鹸、ろうそく、ペット・フード、化粧品等、たくさんのものが
作りだされます。


カレン・ベッカー先生:

”ペット・フード会社はペット・フードの材料を
いろいろなところから集めます。
人間用加工食品工場ででた残りもの、
屠殺場からの残物、
農場や牧場で死んだ動物等が
加工処理施設に集められます。
 
そこで、リサイクルされた材料を人工ビタミンや
ミネラルと混ぜます。非常に利益のあがる、
メーカーの言う”完全にバランスのとれた食事”が
できあがり、ペット愛好家へと販売されます。”

(昔のテレビのコマーシャル。タバコを勧めています)

カレン・ベッカー先生;

”ペット・フード産業は1940年・50年代のたばこ産業に
良く似ています。

当時はお医者さんたちがたばこを勧めていました。
陰謀とかなんかではなく、単にたばこの害を
知らなかったのでしょう。”

ナレーション:

お医者さんの調査;
一般開業医も
外科医も
専門医も
分析担当医も
。。。 何万人ものお医者さんがみんな
タバコをすっています。


カレン・ベッカー先生:

”ペット・フード産業でも同じことが起こっています。
悪気のない獣医がペット・フードを勧めています。
ペット・フードが栄養的にいいからではなく、
単に知らないからです”

この100年の間に、ペットにはペット・フードを、という
概念が植えつけられてしまったのです。ペット・フード以外の
ものを何であげるの、と考えるほど。。。




プロフィール

Chibi1988

Author:Chibi1988
チビちゃんが生まれたのは1988年秋。正式に私の子になったのが1989年3月15日。いっしょに住めるようになったのが1990年2月。それから2003年8月9日までずっといっしょでした。今も心の中ではいっしょです。チビちゃんをお兄ちゃんと慕っていた猫のあ~ちゃん、2012年1月22日にお星さまになってしまいました。チビちゃんを知らない2009年5月生まれのクーちゃんも2015年4月26日に6年という短い一生を終えました。FIVでした。そして後を追うようにデリーちゃん(13歳)が6月30日にお星さまになってしまいました。ルンちゃん、一人なってしまい静まりかえっていた家ですが、ご縁があり9月20日にコアラちゃん、11月7日にティガーちゃん、そして12月29日にマフィンちゃんを迎えいれることができました。(チビちゃんが亡くなって休止していたわんちゃんの里親さがしは2010年夏に再開しましたが、6頭目でつまづき、現在は休眠中です)ルンちゃん、コアラちゃん、ティガーちゃん、マフィンちゃんの毎日を記録に残したいと思います。

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