Pet Fooled (1) ペット・フールド 

Pet Fooled

”Pet Fooled”

ぜひ、ご覧になっていただきたいドキュメンタリーですが、
英語で、日本語字幕はついていません。

すこしづつ、訳していきます。
大まかな訳です。

* * * * *

お店に入るといろんなペット・フードであふれています。

いろんなパッケージ、いろんなキャッチ・フレーズ。

でも、ペット・フード産業は実は次の5つの巨大会社で
占められているのです:

1.マーズ 172億1580万ドル

2.ネッスル 117億2200万ドル

3.P&G(プロクター・アンド・ギャンブル) 31億ドル

4.ヒルズ   22億1100万ドル

5.ビッグ・ハート 19億8900万ドル

こんなにいろんな種類があって、それぞれどこが違うので
しょう?
袋に書いてあるように、本当にペットの健康にいいもの
なのでしょうか?

たくさんある中から、自分のペットに合う、一番いいフードを
選ぶことになりますが。。。

消費者は今まで、袋の中身が実際なんであるかなど
考えもしませんでした。よく宣伝されているブランドのものを
選ぶかもしれません。


カレン・ベッカー獣医師のインタビューが続きます。

イリノイ州にお住まいのカレン・ベッカー先生。
ワンちゃん、3匹(大きいわんちゃん1頭と小型犬2頭)
ねこちゃん、2匹が写っています。

みんなの食事時間です。

先生のところでは、いわゆる Natural Frozen 
Foodをあげています。その日はLambの生食を
あげていました。生卵1個も加えて。

みんな、ディナーをおいしそうに食べています。

(そんなにたくさんあげるの、、、と思うほど、
ボンとお皿にいれてました)

先生のお話です。

”ペット・フード産業には重大な問題がありますが、
普通の飼い主さんはご存知ありません。
関心をもって調べ始めるようなことをしない限り
普通の飼い主さんは、ペットの体にとっていいものだと
思い込み、一生同じペット・フードをペットに与える
ことになります。でも、いったん、疑問に思って
いろいろ調べていくと、たいへんな問題があることを
証明することがいっぱいでてくるのです。”

ナレーション:

現代、人とペットの関係は深く社会に根付いています。

アメリカには現在、犬が8000万頭、猫が9600万匹
います。そして、ペットのために年間6000万ドル位
消費しており、その額は年々増加しています。
飼い主さんはペットが好きなものを買ってあげたい、
十分な運動をさせ、健康な一生を送らせたい、
ペットのために、きれいな水、理想的な健康を保てる
ようなペット・フード、たくさんの愛情を与えたいと
みんな思っています。

お店に行くと、健康によいと書いてあるペット・フードが
並んでいてよくきくブランドもあります。

テレビでは、昔から”お肉がたくさん入っている”とか
”完璧なフードをちょうどいい量だけあげれるとっても
便利なフード”とか
ペット・フードのコマーシャルが流れていました。

ペット・フード産業が始まって100年。でもそのペット・フードの
中身について、疑問視する人は今まで一人もいなかったのです。

ところが、2007年、状況は変わりました。
メラミンという毒物がペット・フードに紛れ込み、アメリカ中で
何千頭というペットが亡くなったのです。

メラミンとはアジアで使われている肥料や他の産業の製品
(台所用具とかお皿とか)にも含まれる毒性の化学物質で、
ペット・フードにはいかなる量も入れてはいけないものです。
(議会での発言のようです)

この2007年のリコールが起こってから、消費者の間で
飼い犬・猫が本当に必要なフードは何なのだろうという
疑問が広がりました。

バーバラ・ローヤル獣医師のインタビュー:

”とても、混乱してしまうことなのです。
ペット・フード会社は自分たちが売りたいものに基づいて
(ペットが実際必要としているフードに基づいてではなく)
なにをペットにあげるべきか、飼い主さんたちに話します。”

ローヤル先生は”The Royal Treatment - A Natural Approach
to Wildly Healthy Pets” という本を書かれています。

インタビューで;

”ペットにあげてはいけないのに、あげていて、
あげるべきなのに、あげていないものってなんなんでしょう?”

先生: ”コーン、小麦粉、大豆はあげてはいけません。
     肥満、糖尿病、皮膚病、アレルギーの原因となります”

(これに対し、フード・メーカーのアイムスの担当者は
 ”長い研究開発の結果でも、コーンが一番いい栄養素である
 ことがわかっています。”)

”先生、人間の食べているものをあげた場合のことを
おっしゃっているのですか?

先生: ”いいえ、ペット・フードのことをいっているのです”

”戦時中、金属製の缶の使用停止措置がとられ
(弾薬製造のため)、ドッグ・フード用に缶が使えなく
なりました。そこで、紙袋に詰められるドッグ・フード
(キブル、つまりカリカリ)が考案されました。
その頃は、のちのち、このような健康問題を
引き起こすことになるとは誰も考えなかったのです。

現代では、政府の経済援助を受け、コーンも大豆も
非常に低価となり”こんなの嫌”と言えないものたち
(ペット)用のフードとなったのです。
安く安く作れるのですから”

肥満のコーギーちゃんの処置中;
先生: ”食べ物を替えれば、よくなりますよ。”

”ペットがかかえる病気は近年、過去にないほどになりました。
飼い主さんがつれてきて、”元気です”と言っても、診察すると
いくつも病気をかかえていることがわかります。人間と同じような
病気です。糖尿病、関節炎、自己免疫性病気、アレルギー
などなど。
病気が蔓延しているのです。それと関係しているのが、食べ物です。”

ローヤル先生、毎日、お忙しく、仕事を終えられるのは夜8時ごろ。
たまに、早く終えて、6時ごろ帰宅することもあるそうですが。
本当は家族といっしょの時間をもっと過ごしたくても、
本を執筆後、会議に出席したり、忙しいのです。

先生のところでも、わんちゃん1頭、ねこちゃん、一匹いました。
食事は生食。あっという間に完食。わんちゃん、12歳でも若くて元気。

”生食、というと、みんなびっくりします。
”うそでしょう~~”という顔をされます。
強制しているわけではないけれど、生食にしてみると、
すごく変わるわよ、と話します。すこしお金はかかるけど、
その価値はあるわよ、と。
動物の種に適したフード(フレッシュ・フード/ホール・フード)に
戻りつつあるのです”

カレン・ベッカー先生にもどります。

怪我した野生動物の治療にも熱心です。

怪我したタカを治療中の先生。
オポッサムのコーディリアスくんが入ったサックを抱えた先生。

先生は14歳の時、野生生物リハビリ専門師になりました。
ものごころつく頃から自然と動物に魅惑され、多分一生動物を
助ける仕事につくことになると確信していました。

14歳の時、バーバラ・ハービーさんという非常に有名な
野生生物リハビリ専門家のことを知り、、
”あなたのようになりたい、、、”と電話。招待されて
バーバラ・ハービーさんの所でいっしょに住むようになりました。
13エーカーの土地に冬はキャビンに、夏はTeepee (ティーピー、
北米先住民の獣皮製円錐形テント)で生活し、タカ、鷲、フクロウ、
ハヤブサなどのリハビリを経験しました。

バーバラさんはアメリカでも猛禽類に関しては一番のリハビリ率を
保持していました。その成功は、、、怪我した猛禽類に与えていた
その種にあった食事ーー生食です。
ネズミ、ウサギなどのげっ歯類の動物です。

数年後、獣医学校へ進み、栄養学の授業で、それぞれの病気に
対する必要栄養素の表を見た時、”どこか違う、、、”と思いました。

バーバラ・ローヤル先生にもどります。

”獣医学に進む前、私は動物園医療に何年も従事していました。
そこで学んだ一番重要なことは、それぞれの種の動物は
それぞれに適した食べ物を与えられなくてはいけない、と。
健康な状態を保つにはそれが大事なのです。”

カレン・ベッカー先生:

”地中のミミズなどに必要なものは泥であり、
ハミングバードに必要なものは蜜です。
ミミズに蜜をあげたり、ハミングバードに泥をあげたりは
できません。そうすると、死んでしまいます。
適切でない餌を与えると、そのまま手をつけないでおく
種もあります。蛇にサラダを与えても、食べません。
死んでしまいます。”

”でも、犬・猫の場合は違います。
犬・猫の場合は適切でない食べ物をあげても
回復が早く、すぐ死んでしまうことはありません。

猫がじょうぶに育つにはお肉を食べる必要があります。
猫は生物学的にも炭水化物をまったく必要としません。
たくさんタンパク質と水分をとる必要があります。
脂質はほどほど位がいいでしょう。

猫は穀類を食べないで、穀類を食べるネズミを
とってくれる、ということで、人間の役にもたってきました。

”ペット・フードが出現して100年の間、
猫の腎臓病は増え、臓器の病気や肥満も増えました。 
腎臓病はみなさんご存知のようにネコの死因の
No. 1です。水分を全く含まないキブル(カリカリ)を
与えることはねこの健康にとっては有害なことなのです。”

”犬の祖先はオオカミです。
オオカミと犬のDNAは99.9%一致します。
この200-300年の間に、犬の外観は非常に
変わりました。ふわふわのもの、青い目のもの、
体の頭にだけ毛がはえているもの、体に斑点のあるもの、
短足のもの、ダブル・コートのもの、などなど、
私たちはいろんなすばらしい犬種を作り出してきました。
人間でも、茶色の髪、茶色い目の人、青い目の人、いろんな人が
いてもDNA自体は変わっていないのですから
基本となる必要栄養素は同じです。それと同じで、犬の
外観がいろいろ変わっても必要な栄養素は変わっていません。”

ローヤル先生:

”重大な問題の一つに、ペット・フード産業が、これまで
ペットに必要な食物と必要でない食物についてちゃんと
研究してこなかったことがあります。”

ナレーション:

生食を非難する会社もあります。生食をあげると動物は具合い
悪くなる、というのです。ところが、生食を非難するペット・フード
会社はちゃんとした証拠を一つもだしていません。

FDAの職員:
”ちゃんとした研究結果に至るには7年~10年はかかります。
FDAはそういった研究をする責任はありません。”

カレン・ベッカー先生:

”生食の研究がされていないのは、研究に必要な数百万ドルの
資金がないからです。私たち、獣医はその研究をなんとかしようと
思っていますが、他の獣医は研究結果がでていないなら、
生食を勧める気はない、と言います。でも、普通のペット・フードが
本当にペットの健康に良いという臨床結果もでていないのです。”

ローヤル先生:

”大きなペット・フード会社は何十億ドルもかけて、自社の製品の
安全性を研究するつもりはありません。どうしてかというと、
今現在、すでに多額の利益を得ているので、
その必要がないからです。”


ナレーション:

”ペット・フード会社は獣医学校にも入り込んでいて、影響力を
持っているので、生食に関することは学校では
教えられていません。
教えられずに獣医になった人の所に、患者さんがきて
”生食をあげてみたいんですが。。。”と相談されると、
その獣医の反応は ”なんで?”
”そんなの危ないんじゃないの”と。

生食に反対な獣医の意見:

”生食にはバクテリアがいっぱい入っています。
時限爆弾みたいなもんです。
悪い副作用の可能性が大です。
試す価値はありません。

犬が生食を食べると、うんちにはバクテリアが
たくさんでます。”

カレン・ベッカー先生:

”生食にはペットを病気にする病原菌やバクテリアや
寄生虫が入っていて、ペットを病気にするのでは、
というのが飼い主の一番の心配事です。

犬は、機会があれば、ウンチを食べようとします。
(インターネットには”うんち、たべました”のわんちゃんの
 おもしろ写真がよくでています)

そういう時、人間は目をそむけるか見ないふりをします。
犬は肉食動物なのでホール・フード(加工していない食べ物)
を消化できるようになっています。病原菌が入っていたとしても
犬の胃酸がとても強いものなので、そういった病原菌を
殺してくれます。”


ローヤル先生:

”パッと見ると、ペット・フード産業は完全な産業のように
見えます。きれいなペット・フードの袋。各病気対応のフード。
きれいな色・絵。でも、実際はそうではないのです。”

ナレーション:

”ペットの飼い主がペット・フードを買いにいくと、
ありとあらゆるメーカーの袋が並んでいます。
その時、突然、こう思うのです。
”こんなにいっぱいあるけれど、
中身はどう違うんだろう”と。

多分みなさんは、ペット・フードの袋に記載されている
成分表をちゃんと見たこともないかもしれません。”

カレン・ベッカー先生:

”ペット・フードを選ぶ時、とても混乱してしまうかもしれません。
きれいな袋、様々な宣伝文句、
成分を見極める訓練をしていないと、良い選択をすることは
むずかしいかもしれません。

それでは、ペット・フードをいくつか見てみましょう。
(2012年9月撮影)

最初のは、”ビストロ・ミールズ”。
袋に”Thoroughly prepared, bursting with flavor” と
書かれています。
(しっかりと調理され、香りはじける。。。ペット・フードに
 こんなものいりませんね。)

成分はというと: 最初はコーン、次が大豆ミール、3番目が
ビーフ&ボーン・ミール、4番目が小麦粉、
5番目が動物性脂肪(保存剤のBHA)

BHAは毒性のある化学物質で人間用でも動物用でも
食べ物に入れるべきものではありません。
最初の3項目までが炭水化物で、全く必要のないもので、
4番目が毒性物質なのですから、このフードはやめましょう。

次は、とてもきれいな袋に入っています。何かパッケージ賞を
受けたとかいってました。袋の右下にいろんな色に
そめられたカリカリが写っています。犬・猫は色が
見えませんから、これは飼い主にアピールするための
ものだけで、添加物がいっぱい入っていることになります。
Playful Life と書かれていますが、ただのマーケティングの
言葉です。

成分はというと: 最初にイェロー・コーンーー生物学的にも
全く必要ないもの
次にチキン副産物ーー栄養の面からも全く不適当なもの
3番目がコーン・グルテン・ミールーーアレルギーを起こしやすく、
全く必要ないもの
4番目が全粒粉、そして動物性脂質

見た目はとてもきれいで、栄養も入っているように見えますが
この商品はやめたほうがいいです。

次の商品。 Pro Plan.右下に Opti Health と書かれています。
ペット・フード会社はいろんな言葉を使って、このフードは
他のフードとは違うんだ、特別なものがはいっているんだ、
という印象を与えようとします。
マーケティングはがんばってますね。


次の商品。この商品はすばらしいです。もしあげるのが
ヤギなら。(Natural Balanceというペット・フードです)
成分は: オーガニック・ブラウン・ライス、オーガニック・オーツ、
オーガニック・ミレット、オーガニック・バーリー、オーガニック・
グレイン・ソーガム、オーガニック・ピース、オーガニック・ポテト。
オーガニック・チキンやチキン・ミールが入っていても
上記の穀類の量とは比較になりません。

次の商品。Healthy Naturals.
Unhealthy とは言えませんものね。。。

次の商品。ピュリナのMoist & Meaty
一番ひどいフードですね。
成分が: ビーフ副産物、ソイ・グリット、大豆粉、コーンシロップ、、、

副産物、、、とはなんでしょう?

(つづく)





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プロフィール

Chibi1988

Author:Chibi1988
チビちゃんが生まれたのは1988年秋。正式に私の子になったのが1989年3月15日。いっしょに住めるようになったのが1990年2月。それから2003年8月9日までずっといっしょでした。今も心の中ではいっしょです。チビちゃんをお兄ちゃんと慕っていた猫のあ~ちゃん、2012年1月22日にお星さまになってしまいました。チビちゃんを知らない2009年5月生まれのクーちゃんも2015年4月26日に6年という短い一生を終えました。FIVでした。そして後を追うようにデリーちゃん(13歳)が6月30日にお星さまになってしまいました。ルンちゃん、一人なってしまい静まりかえっていた家ですが、ご縁があり9月20日にコアラちゃん、11月7日にティガーちゃん、そして12月29日にマフィンちゃんを迎えいれることができました。(チビちゃんが亡くなって休止していたわんちゃんの里親さがしは2010年夏に再開しましたが、6頭目でつまづき、現在は休眠中です)ルンちゃん、コアラちゃん、ティガーちゃん、マフィンちゃんの毎日を記録に残したいと思います。

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